国民・玉木雄一郎代表 企業・団体献金禁止の議論に私見「企業献金が悪で、個人献金が善の感じはない」
国民民主党の玉木雄一郎代表(55)が2日、BS日テレ「深層NEWS」(月~木曜後6・58)に生出演し、政治改革をめぐる国会論戦で自身の考えを示した。 衆院本会議で始まった代表質問で、立憲民主党の野田佳彦代表は「企業・団体献金の禁止をなぜ議論の遡上(そじょう)に載せようとしないのか?」と、石破茂首相に迫った。これに対し首相は「政党として避けなければならないのは献金によって政策がゆがめられることで、これには個人献金、企業・団体献金の違いはございません」と断言。議会内が騒然とする中、首相はいったん回答をストップ。「我が党としては企業・団体献金は不適切とは考えていません」と、あらためて廃止に消極的な姿勢を見せた。 本会議に出席していた玉木氏は、「あそこだけ石破総理、止まってましたね。あんまり野次に反応されない方ですけど、あそこは相当、腹に据えかねたというか、何言っているの?って感じでおられたし、象徴的な場面だったと思いますね」と、驚きをもって話した。 一方で玉木氏は、企業献金に対する自身のスタンスを示した。「私も個人的には企業献金が悪で、個人献金が善という感じは、実態としてしないんです。個人献金をいただく方でも、結構いろいろ言ってくる方がいる一方で、企業献金でも一言も言わない人もいます」。それでも 「自民党さんと比べると、額が圧倒的に多いですよね。百十何億円の企業・団体献金と、我々はたぶん全部合わせて2億円くらい」と訴えた。後に自民党の昨年の献金額は23億2500万円と説明されたが、それでもケタ違いの額であることに変わりなかった。