大阪府公衆浴場組合が被災者対象に無料入浴実施「仕事帰りに利用して」
高槻、茨木、摂津、吹田、箕面、枚方市の在住者対象
18日午前に大阪府で最大震度6弱を観測する地震が発生したことを受け、大阪府公衆浴場組合は21日から、大阪府内の15の銭湯で、被災により銭湯の入浴を余儀なくされた人を対象とした無料入浴を実施する。同組合は「被災地にお住まいの方の中には仕事で大阪市内などへ行き、帰宅後にガスが供給停止のため風呂に入れない方もおられるかもしれないので、ご利用いただければ。今後新たに参加する浴場が出てきたら公式サイトでお知らせする」としている。 【拡大写真付き】大阪ガス 全国からの応援部隊で復旧全力取り組む「復旧見える化システム」も稼動中
期間は21日から30日まで。住所確認できる身分証明書提示で
同組合によると、今回無料入浴は高槻市、茨木市、摂津市、吹田市、箕面市、枚方市在住で、被災によりガスが使えない住民を対象に行われる。下記の銭湯で住所が確認できる身分証明書の提示が必要となっている。期間は21日から30日まで。 無料入浴を実施する浴場は次の通り(21日正午現在) ・昭和湯(大阪市東淀川区) ・宝湯(大阪市淀川区) ・ユートピア白玉温泉(大阪市城東区) ・大栄湯(大阪市東成区) ・日之出湯(大阪市西成区) ・入船温泉(大阪市西成区) ・朝日温泉(大阪市住吉区) ・巣本温泉(門真市) ・姫松温泉(大阪市住之江区) ・東温泉(大阪市東住吉区) ・天竜湯(大阪市生野区) ・城南温泉(池田市) ・平和温泉(池田市) ・新柏原温泉(柏原市) ・湯処あべの橋(大阪市阿倍野区)
「お仕事帰りに近くの浴場を利用いただければ」
今回の無料入浴実施に、組合関係者は「被災地にお住まいでも、仕事で外出されている方もおられると思います。家に帰ってもガスは止まっていてお風呂を沸かせない。そんな方にお仕事や外出の帰り、近くを通る浴場がございましたらご利用いただければと思います」としている。 また、これを実施することで、被災地で営業している銭湯の混雑が少しでも緩和できればという思いもあるという。同組合では、今後新たに参加する浴場が出てきたら、公式サイトなどで改めて報告するとしている。 ・大阪府公衆浴場組合公式サイト