乗鞍春山バス 31日から運行区間を延伸
長野県松本市の乗鞍高原と乗鞍岳を結ぶ春山バスの運行区間が、31日に延伸される。乗鞍高原観光センターから位ケ原山荘(標高2350メートル)までの区間を、大雪渓・肩の小屋口(標高2620メートル)まで延伸する。運行区間内には10メートルを超える雪の壁があり、迫力ある風景を車窓から見ることができる。 29日に運行主体の市やアルピコ交通、のりくら観光協会のほか、国、県、市の職員らが運行経路の試運転に参加して、除雪状況などを確認した。位ケ原山荘を過ぎてしばらく走ると残雪が見られ始め、標高2600メートル付近に高さ10メートルを超える雪の壁が複数見られた。のりくら観光協会の宮下了一会長(64)は「雪の高さは例年並みで状態は良い」といい「雪解けが年々早まっているので、一日でも早く延伸できるようになれば」と話していた。 運行は1日5便で、往復の運賃は4000円(子供は半額)で、障害者割引が設けられている。
市民タイムス