ヤオコー2階に“こどもの遊び場”オープン 周辺は子育て世帯が増えて、児童数が増加 4エリアに多様な遊具を配置 年間利用客数の目標は10万人
埼玉県久喜市がJR東鷲宮駅東口のスーパー「ヤオコー東鷲宮店」2階に整備を進めていた「屋内型こどもの遊び場」が完成し、24日から利用が始まった。子どもの成長段階に合わせた4エリアに多様な遊具を配置し、子育てに関する悩みを相談できる窓口も設置。隣には5千冊の図書コーナーを有する「桜田コミュニティセンター」も開所した。 ヤオコー東鷲宮店の写真 クリーニング店、百均、歯科、薬局、学習塾も入る 店内製造の総菜、パンも充実
同駅東口の桜田地区はマンション建設が進み、子育て世帯の転入が多く、児童数も増加している。そこで子育て支援とまちのにぎわい創出を目的に、天候に左右されず広々とした空間で楽しめる場所をつくろうと準備を進めてきた。 こどもの遊び場の広さは相談室も含め約1160平方メートル。乳児向けの「ベビーエリア」、創造力を養う「クリエイティブエリア」、絵本の読み聞かせができる「ライブラリーエリア」、自由に体を動かせる「アクティブエリア」の4エリアで構成。山やトンネル、広場など多様な遊具の使い方を手助けするプレイリーダーも5人前後配置している。 オープン前の見学会に4歳の娘と一緒に訪れた白岡市の会社員男性(39)は「遊具が充実していて、子どもが好きそうなものがたくさんある。雨の日でも遊べるのがありがたい」と話していた。 市は年間10万人の利用を目標に掲げている。担当のこども育成課は「子どもの好奇心を刺激する遊具がたくさんあるので、ぜひ利用して楽しい思い出をつくってもらいたい」と呼びかけている。
0~12歳の子どもが対象で、保護者同伴が条件。料金は90分300円(3歳児までは無料)。利用時間は午前9時半~午後5時(土日祝日は午後7時まで)。水曜休館。 問い合わせは、屋内型こどもの遊び場(電話0480・44・9777)へ。