大久保佳代子の中の獣が数年ぶりに目覚めたワケ…きっかけは山男の一言「今度、一緒に富士山に登りましょうよ」
性欲が目を覚ますとき
新富士の駅に、私と友人、彼と登山仲間、2対2の男女四人が集合。 「ある意味、これはダブルデートなのかもしれない」とまたもや淡い期待に胸が高鳴ったのですが、楽しかったのはその一瞬だけ。 登山口である富士山五合目にタクシーで向かっている途中に天気が激変。横殴りの雨と一緒に雹がパラパラと降りはじめ、そんな悪天候のなか登山をする羽目に。 これが本当に辛くてねぇ。 雨で視界が遮られ、目の前を歩く人の靴を見るのがやっとの状態。さらには頭のてっぺんから靴の中までビショビショ。 なんとか山小屋まで辿り着いたものの、雨でメイクは全て流され、顔についているのは、申しわけ程度に毛が生えた眉頭だけ。 本当に汚くてボロボロで情けなくて、山に登ったことを後悔するばかりだったんですけど、山小屋で一缶千円のビールを飲み始めたあたりから「この感じ、悪くないかも」と感じるように。 なんでしょうね、大自然に囲まれて動物に近い感覚になったのか、それとも、危機的状況のなかで子孫繁栄の本能を掻き立てられたのか。 私の中で眠っていた性欲という名の獣が目を覚まし、「この山男達に私の全てを見てもらいたい」という気持ちに……。
クライマーズハイ、半年ぶりの生理
また、険しい山道に苦戦する私達をサポートしてくれる彼等が本当に頼もしくて素敵でね。 高い場所に登ろうとすればトンっと腰を支えてくれたり、強風が吹けば腕を絡めて守ってくれたり、そのたびにトクンとうずきはじめる恋心。 下山後は三島駅でうなぎを食べて解散したんですけど、ふたりの山男の背中を「もう、どっちでもいい♡ 両方好き♡」の気持ちで見送りましたからね。 これも一種のクライマーズハイなのでしょうか。 富士登山に挑戦したことで、自分の限界を突破したというか、新しい自分が開花したというか、体の中にエネルギーとトキメキと性欲が満ち溢れるような不思議な感覚に。 登山後、「色気がダダ漏れている」でお馴染みの、アルコ&ピースの平子(祐希)君とふたりで京都ロケをしたんですけど。これが、いつも以上に楽しくてねぇ。 登山効果で性的なスイッチが入ったせいか、はたまた、久々に至近距離で男性の色気を浴びたからなのか……なんと、半年ぶりに生理がきたんですよ(笑)。 もうサヨナラすると思っていたのに、舞い戻ってきた月の使者。あんなに不定期だったのに、今ではまた定期的にやってきているから、人間の体って本当に不思議ですよね。