「ユーチュー婆」に「ばあちゃん新聞」、後期高齢者が笑顔で生き生きと過ごすには…輝くために“働き続ける”という選択肢も
「ユーチュー婆」に「ばあちゃん新聞」豊富な人生経験をコンテンツに反映
うきはの宝は、食品製造のほかに月刊誌の発行も手がけています。その名も「ばあちゃん新聞」。うきはの宝で働くおばあちゃん達が、同世代やさらに上の世代の人たちから聞き取った生活の知恵や体験談などが掲載されています。人生相談コーナーでは、「夫が家事をしません。夫をどう教育したらいいでしょうか?」という相談に対し… 国武トキエさん(77)のアドバイス「『あれして!これして!』って言っても余計せんからね。『あぁこれしてもらうと助かるな。』っていうと今の子はするんじゃないですかね。命令はダメね。嫌でしょう?自分もあれせぇ、これせぇって言われたら嫌な気するでしょ。」 新聞の読者「結構おもしろいなと思いましたね。普通の新聞とは全然違う感じで。一番面白いのは人生相談のコーナーですかね。片付けの方法が分からないとか、夫が家事してくれないとか、そういう質問ですね」 国武トキエさん(77)「年配のおばあちゃんたちは、一番辛い時代を経験しているでしょう、戦争から戦後の時代をね、いろんなそんな話を聞いて、平和の大切さとかね、苦労したときにはこんな風にして、みんな頑張ってきたというのが分かるし。私以外の人全てが先生じゃないけど、みんな人生のお手本になるようなことがいっぱい聞けます。 もう一つの事業は動画配信サービス「ユーチュー婆」。現在の登録者数1300人で、料理から早押しクイズまで幅広い内容の動画を配信しています。
「働くことで輝き続ける」選択肢のひとつに
うきはの宝 大熊充代表取締役社長「誰かに必要とされ続けるというのは、非常にいいことだと思っていて、おばあちゃんたち、おじいちゃんも含めて、人生の最後の最後まで、僕は働くことで、輝き続けるというのはひとつの選択肢としてあっていいんじゃないかなと思っています」 働くことで誰かの役に立ち、それをきっかけに本人も元気になる、超高齢社会を生き生きと過ごすヒントがここにあります。