海上保安庁、初の海上での大型ドローン飛行試験へ
海上保安庁は海難救助がおきた際に先行して現場に向かい、迅速に情報収集などをおこなうため大型ドローンの導入を目指していますが、今年の夏以降に初めて海上で飛行試験を行うことが分かりました。 海上保安庁が導入を目指す大型ドローンは、すでに導入している小型ドローンに比べて長時間の飛行が可能なため、遠方での海難救助や事故がおきた場合に先行して、現場に向かって情報収集ができるほか、航路状況の確認、海岸の地形観測など幅広い活用が期待されています。 海上保安庁は、2022年に導入した無人航空機よりも軽量で滑走路も不要なことから、巡視船や測量船などに搭載が可能ですが、船の揺れや風の強い海上で不安定な船上からの飛行に課題があります。 このため、海上保安庁は今年の夏以降に、初めて海上での大型ドローンの飛行試験を行うということです。 飛行試験は大型巡視船の甲板から発着して行われ、結果を踏まえて運用方法や導入機種などについて検討します。 海上保安庁は大型ドローンの導入により、人手をかけずに効率的に業務を進めたいとしています。