寒暖差が大きい季節…貧血の注意点とは
熊本朝日放送
生放送中に女性アナウンサーが症状に見舞われたことでも注目された貧血。貧血にも様々な種類がありますが、寒暖差の大きい今の時期に心配なのが、自律神経の乱れによる脳貧血です。 松岡教授 「足とか下肢の交感神経が立ったときは、緊張して血液が下に落ちないようにしているわけです、それがバランスが崩れているとストンと下に落ちてフラっとします」 意識してゆっくりと立ち上がる、血圧を下がりにくくするための水分補給などが大切です。そして、鉄分不足による赤血球の減少で引き起こされるのが、鉄欠乏性貧血です。 厚生労働省によると、月経がある日本の20代~40代の女性の21%が貧血で、予備軍状態の隠れ貧血を合わせると65%にまで上ります。 松岡教授 「本当にひどくなった貧血の場合は、酸素を運びますから、血液が。当然それを補うために心臓がものすごく頑張るわけですね。心臓がそれほど万全でない場合は、心不全になったりとかする」 気温が下がり、運動をしやすい季節になりましたが、注意点があるといいます。 松岡教授 「貧血が進んだ状態で運動するのは、ますます心臓に負担をかけるので、心不全の症状が出てきたり、心臓が頑張っているところに運動すると、さらにきつくなりますよね」 血液検査による体の状態の確認や、赤身の肉を食べるなどして鉄分を補うことが重要だということです。