合い言葉は「いこまやまいこ」、生駒山ハイキングを楽しんで 入浴施設利用料割り引きに
奈良県と大阪府にまたがる生駒山(標高642メートル)のハイキングに親しんでもらおうと、奈良県生駒市や大阪府東大阪市などでつくる生駒山ブランド推進協議会は、ハイカーが「いこまやまいこ」という合言葉を伝えると、近隣の入浴施設3カ所の利用料が割り引かれるキャンペーンを始めた。 生駒山は生駒山上遊園地やケーブルカー、社寺があり、観光客やハイカーに親しまれてきた。ただ、ハイキングコース近くに入浴施設があることは十分PRができていなかった。インバウンド(訪日外国人客)が増加し、来年に大阪・関西万博開催を控える中、同協議会はさらなる魅力の向上を目指して企画。3施設が協力した。 ハイカーの利用料が割り引かれるのは、「コナミスポーツクラブ生駒」(生駒市谷田町)と「コナミスポーツクラブ新石切」(東大阪市西石切町)の入浴施設やプールなどと、「大阪の絶景温泉旅館ホテルセイリュウ」(東大阪市上石切町)の大浴場や露天風呂。窓口で「いこまやまいこ」と伝えると、両スポーツクラブでは1回2530円の利用料が1100円に、同ホテルでは中学生以上千円の利用料が500円になる。 両スポーツクラブは12月30日~来年1月3日が休館。同ホテルでの割り引きは来年2月28日までで、今年12月31日~来年1月3日は対象外。 生駒市観光振興室の担当者は「ハイカーにとって入浴やシャワーは重要なポイント。この取り組みで生駒山のハイキングに親しむ人がさらに増えれば」と期待している。