大都市と町村、働き方と年金の意識に違い 東京や大阪のミドルシニアと比べ老後は「年金だけでやっていける」楽観的な雰囲気
一方、「公的年金にはなるべく頼らず、できるだけ個人年金や貯蓄などを中心に考える」と答えた人の割合は大都市在住者で13・1%。町村在住者は9・9%でした。
これも大きな数字の差はないものの、町村在住者は年金以外の収入に関しては大都市在住者に比べて関心が低めのようです。
見方を変えれば、「年金だけでやっていける」と考えている人は町村在住者に多く、大都市在住者はとても年金だけに頼れないと考えているようです。
やはり、定年後の生活がより厳しいのは、物価その他が高い大都市圏のサラリーマンOBのようです。
■藤木俊明 副業評論家。自分のペースで働き、適正な報酬と社会とのつながりを得ることで心身の健康を目指す「複業」を推奨。著書に『複業のはじめ方』(同文舘出版)など。