乙葉さん(43)が子育て、夫婦生活で笑顔のために大切にしていることとは|STORY
朗らかな雰囲気で、いつまでも少女のような可憐さとハッピーオーラを纏っている乙葉さん。40代を迎えた今、これまでのことを振り返りつつ、ご家族や暮らしのこと、そして揺らぐことなく“いつも笑顔でいられる秘訣”について伺いました。 【写真あり】永遠の少女のような笑顔でインタビューに答える乙葉さん
一つひとつのご縁を大事にしてきたことが、今の自分につながっています
大学生の時に芸能界入りし、自身の心地よいペースで仕事を続けてきた乙葉さん。43歳になった今、デビューしてからこれまでの仕事を振り返ると、その時々を大切にしながら走り抜けてきたと話す。 「デビューは18歳くらいだったので、精神的に未熟なところが沢山ありました。大人としての自覚が足りなかったなと、今振り返っても思います。でもそんな時期があったからこそ、そして色々な経験をしたからこそ、40代を迎えた今は、物事を柔軟に捉えられるようになりました。時の流れを受け止めるというか、年々自然体になっている気がします。デビューしてからは本当に忙しい日々を送っていたので、不安もあったし精神的なゆとりもなかった。大学を卒業してからは、“自分の足でしっかり立たなくちゃ”と思うようになり、仕事に対しても責任感が湧いてきましたね。 この仕事について一貫して言えるのは、“ご縁で成り立つ”ということ。お声がけいただいて初めて成り立つので、ふと自分のことを思い出してくれたことが何よりも嬉しいんです。それから実際にお会いして、一緒にお仕事ができるのが本当にありがたい。そんなご縁を一つひとつ大事にしてきたことが今につながっていると思います。 確固たる意志をもって高い目標を掲げていくことは素晴らしいし、自分もそうありたいと思うのですが……私の性格上、“与えられたことを精一杯頑張る”というのが合っているなと。それはデビューしてからずっと変わらず貫いていて、信条として持ち続けています」
落ち込んだ時は、夫のアドバイスを実践しています
プライベートでは2005年に、お笑い芸人の藤井隆さんと結婚。今年で結婚20周年を迎え、ドラマやCM、ディナーショーでの共演など、“おしどり夫婦”として仲睦まじい様子が印象的なお二人。普段のパートナーシップについて伺ったところ、日々の積み重ねが一番大切だと語ってくれました。悲しいことや辛いことがあった時のメンタルの保ち方については、ご主人のアドバイスを実践しているそう。 「パートナーシップについてはよく聞かれるのですが、何か特段の努力をしているわけでも、そもそもそれが特別なことだとも思ってはいないんです。日々のコミュニケーションの中で、お互いを思いやる気持ちを積み重ねているだけなのですが、それが一番大切なのかなと思います。 夫からは、日常の中で前向きになれる考え方をアドバイスしてもらうこともあります。例えば、普段何気なく生活していても、電車で人とぶつかったり、嫌な思いをすることはありますよね。私は怒るという感情はあまり沸かず、とにかく“悲しい”と思うことが多くて。嫌なことがあると落ち込んで引きずってしまうタイプ。でもある時、“悲しかった記憶に引っ張られている時間がもったいない。できるだけ切り替えて、自分や大事な人のこと、楽しいことを考えた方が、貴重な時間を有意義に過ごせるよ”と夫に言われてハッとしたんです。若い頃はなかなかそんな風に思えなかったけど、夫と結婚して家族が出来てから、限られた時間の中で楽しいことを見つけていくことの大切さを知りました」