乙葉さん(43)が子育て、夫婦生活で笑顔のために大切にしていることとは|STORY
子どもが成長する全ての瞬間を目に焼き付けたいほど、子育てが好きでした
「いつも素敵なところに誘ってくれるママ友と、日帰り鎌倉旅。」 2007年に長女を出産してからは、家族に支えられながら育児に主軸を置いた日々を送ってきた。子育てが大好きだという乙葉さんの笑顔は、優しいお母さんそのもの。 「子育ては、もちろん大変なことが多いですけど、私にとってはすごく好きなことなんです。子どものことが大好きで、成長していく一瞬一瞬を、目に焼き付けていたいと思うほど。家族のサポートもあって、ここまでやってこられたと思います。40代になってもあまり自分の年齢を意識することはなかったのですが、家族の節目や子どもの成長をみて、“1年経ったな”とか、“歳を重ねたんだな”と気付かされることが多かったです。それくらい子育てに必死だったし、子ども中心の日々を送っていました」 育児と向き合う中でぶつかる壁も、周囲のサポートによって乗り越えられたことが多かったそう。それは、周りがつい手を差し伸べたくなるような、素直さと純粋さを持ち合わせている乙葉さんだからこそ。 「振り返ってみると、子育ては特に色々な悩みも多かったと思います。それでも、目の前のことに精一杯、無我夢中で向き合っているうちに、一つひとつ乗り越えていたという感じで。私の場合は、悩みが深くなる前に助けてくれるママ友たちの存在が大きかったです。子どもの成長に伴って悩みが変化しても、その度にママ友たちが支えて導いてくれて、すごく救われました。 もともと人見知りが強かったので、子育て中は自分から積極的に声をかけてママ友をつくるようにしていました。子どもには言葉で伝えるよりも、自分自身がその姿を見せることが大事だと思っていたので。例えば、ばったり出会ったご近所の人にご挨拶をするとか、バスに乗る時に挨拶をするとかもそう。意識的にそうしていく中で人見知りもなくなったし、それが良いお友達ができることに繋がりました。」
高校生の娘と、古い映画を観ることが最高のリラックスタイム
無我夢中で子育てをし、1人の個人として向き合ってきたと言う娘さんも、もう16歳に。娘さんとの間にも、ほのぼのとした微笑ましい時間が流れていました。 「娘は高校生2年生になったのですが、本当に自立していて、私よりもしっかりしています。精神的に助けてもらっていることも沢山あるし、出会えてよかったと心から思っていて。日々、娘から学ぶことの方が多いんです。子どもの成長は本当に早くてあっという間。だからこそ一緒にいられる限り、言葉や思いを伝えていきたい。基本的にはそっと見守りつつ、本人が決めたことに対しては全力で応援しています。何か困った時は寄りかかってきてね、と伝えていますね。 最近の趣味は、娘と一緒に昔の映画を鑑賞することなんです。主に洋画です。高校の英語の教科書に載っていたことで興味を持った娘が、観たいと言い出したのがきっかけ。それから色々な作品を観るようになったんですが、意外と自分も知らなかった映画が多くて、それがすごく新鮮で! オペラ座の怪人やスーパーマン、オードリーヘップバーンのシャレード、マリリンモンローが出ている作品などを観ました。私自身も、“スーパーマンがどこから来たのか?”なんて、実は知らなかったなあと(笑)。色々な気づきがあって面白かったです。お休みの日に電気を消して、ソファでゆったり映画館にいるような気分で観るのが最高のリラックスタイム。鑑賞し終わったら、娘と感想を言い合うのが定番です」