石川遼「総合点の高いパットが打てなかった」 パットに苦しみ48位終戦2週連続優勝逃す
◇男子ゴルフツアー ダンロップフェニックス最終日(2024年11月17日 宮崎県 フェニックスCC=7042ヤード、パー71) 43位から出た石川遼(33=CASIO)は3バーディー、2ボギーの70で回り通算4アンダーの48位に終わった。前週の三井住友VISA太平洋マスターズに続く2週連続優勝を逃した。 最終日はインからスタート。距離の短い13番パー4で、バンカーから2メートルに寄せてバーディーを先行させた。しかし16番で第2打をトップさせてグリーン奥の林に撃ち込みボギーで後退。「良い流れで来ていたのでもったいなかった。今週はアイアン、ウエッジをフェアウエーからうまくコンタクトできなかった」と唇をかんだ。 フェニックスCCではなかなか上位に顔を出せない。今年も初優勝には届かなかった。石川は「パットがグリーンに合わせられなかった。4日間そういう感じで最後の2ホールくらいしか総合点の高いパットが打てなかった。厚めにラインを読むことができなかった。そこに結構苦労した」と反省の言葉を口にした。ラウンドごとの合計パット数は30、27、32、31。グリーン上で苦戦しているのは明らかだった。 次戦はホスト大会のカシオワールドオープン。2週後には最終戦日本シリーズJTカップが控える。「初日、2日目は英樹とプレーする高揚感があって楽しかったけど、悔しかった。そういった部分で得た収穫を来週以降につなげたい」。6年ぶりに同組で回った松山英樹との緊張感のある直接対決を糧に終盤2戦に挑む。