「結婚したくてもできない…」7割が結婚希望も婚姻率全国ワースト2位 人生の選択を自由にできる社会づくりに必要なことは?
RAB青森放送
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青森県の調査では若者の7割が結婚を希望する一方、実際に結婚した人の割合で青森県は全国ワースト2位でした。 つまり「結婚したくてもできない」と言えます。 その背景と支援策について考えます。
★「これからはどんなことも2人で話し合い、支え合い、励まし合いながら明るくあたたかい家庭を築いていきます」 青森県が20歳代から30歳代の独身男女を対象に行った調査結果では、7割の若者が結婚を希望していました。 ただ「現在結婚していない背景」について聞くと「適当な相手がいない」、また「経済的に余裕がない」や「自由や気楽さを失いたくない」などと続きました。
★青森県こどもみらい課 大橋聡子サブマネージャー 「20歳代から40歳代の人口の減少や結婚に対する個人の価値観の変化、また最近はコロナ禍により人との交流機会の減少や経済的な不安などから結婚を希望しながらも希望を叶えることができなかった人がいると考えられます」 結婚を望む人を行政はどのように支援しているのでしょうか。
こちらはAIが性格や価値観などを分析して相性が良さそうな相手を薦めてくれる青森県のマッチングシステム、「AI(あい)であう」です。 これまでに利用した24組が結婚。 現在およそ800人が登録しています。 ★成婚したカップル「安心して(相手と)お会いできるのがメリットかなと思いました」 「独身証明書とかがしっかりしているので安心して(相手を)探すことができました」 県の運営という安心感から登録する人も多いということです。 ★あおもり出会いサポートセンター 小野康一郎センター長 「AIの紹介って結構離れたところの人でも価値観が合う人を紹介してくれるので、ご自身の感覚だけで探していた場合だと出会うことがなかった人とAIが巡り合わせてくれている」 結婚することで様々なサービスを受けられる制度も始まりました。 その名も「青森結婚応援団」。 こちらのホテルの飲食店では飲食代の10%を割り引きます。