楽天ドラ1・宗山に野茂氏から金言 会食で「周りを気にせず遠慮なくやりなさい」
楽天ドラフト1位の宗山塁内野手(21)が22日、明大グラウンドで最後の練習を迎え、球界のレジェンドから金言を授かったことを明かした。 今月11日にOBの計らいで野茂英雄氏(現パドレスアドバイザー)と会食する機会を持ったという。大リーグへの道を切り開いたパイオニアで、日米通算201勝&ノーヒットノーラン2度達成の偉大な選手。「プロに入ったらまず自分のことが大事。周りを気にせず遠慮なくやりなさい」と助言された。「野茂さんは日本人でも通用することを証明してきた人。成績を残さないとどうにもならない。野茂さんの言葉を胸に刻んで頑張ります」とプロで迎える新たな挑戦を見据えた。 4年間の汗が染み込んだグラウンドでは後輩に交じって4時間、フリー打撃やノックなどでみっちり体を動かした。「ボールを使った練習は最後。僕を成長させてくれた場所ですから」。練習後には遊撃付近の土をきれいに整備して感謝の気持ちを表した。「下級生の時から使ってもらい、いろんな経験をさせてもらった。日本代表では国際試合にも出て引き出しも増えた。一番の思い出は2年秋の神宮大会。日本一の経験は初めてだったので優勝の瞬間のシーンは今でも脳裏に刻まれています」。年明けには楽天の寮に入り、自主トレに備える予定だ。