九重親方 北の富士さんのような師匠になりたい「しっかり九重部屋で三役を出して弔いたい」
第52代横綱北の富士で、解説者としても人気を博した北の富士勝昭(きたのふじ・かつあき、本名竹沢勝昭)さんが12日午前に東京都内の病院で死去したことが21日、日本相撲協会関係者の話で分かった。82歳。葬儀・告別式は既に近親者によって執り行われ、12月18日に八角部屋でお別れの会が開かれる予定。弟子である八角理事長(元横綱北勝海)をはじめ、親方衆や力士は深い悲しみに包まれた。 【写真】断髪式を終え、タキシードに着替えた北の富士勝昭さん もう俳優にしか見ない男前ぶり 北の富士さんの訃報に、元大関千代大海の九重親方は「ビックリしたのが本音」とショックを隠せず。2年前、両国国技館で解説をほめられたといい「北の富士さんから解説がうまいと言われることがうれしかったし、恥ずかしかった」と振り返った。自身の師匠である先代九重親方(元横綱千代の富士)の師匠。系譜を継ぐ九重親方は「改めて功績を見ると、こういう師匠になりたいという目標。一歩でも近づけるように、しっかり九重部屋で三役を出して弔いたい」と誓った。