【漫画】イケメン御曹司でも急に結婚は無理!? アラサー女子の恋愛観&婚活の苦悩がリアル
35歳を過ぎて未婚。最後に恋愛をしたのは約3年前だけど、決して結婚に興味がない訳じゃない。そんなときにタイミングよくイケメン&玉の輿がどうしても結婚したいと迫ってきたら、どんなに好条件でも思わず「正気か?」と突っ込みたくなってしまうかもしれない。今回は、アラサー女子のリアルな恋愛観&婚活の苦悩が描かれたコミック『その結婚、正気ですか?』(ソルマーレ編集部)の見どころを紹介したい。 【漫画】「私もう35だった」 婚活に挑む奏音&イケメン社長・城咲の出会い ■アラサー女子×イケメン社長の格差婚ラブコメ 今回紹介する『その結婚、正気ですか?』は、ズボラなアラサー女子・篠原奏音と、イケメン社長・城咲真の格差婚を描いたラブコメ。累計500万ダウンロードを超える人気コミックで、2023年7月に夏ドラマとして実写化され、奏音を岡本玲が、城咲を長妻怜央(7ORDER)が演じたことでも話題を集めた。 本作のヒロインである奏音は、それなりに恋愛も経験してきたが、なかなか結婚にはたどり着かないまま35歳を迎えたアラサー女子。20代のころと違い“普通に恋愛をする”ことが難しいと悟り、平日は設計士として仕事に明け暮れ、休日はズボラスタイルで清酒を煽る日々をおくっていた。 しかしある日、将来に不安を感じて参加した婚活パーティーで出会った、冴えない男性・城咲とのやり取りが奏音の人生に変化をもたらす。長い前髪、分厚い眼鏡、どこかもっさりした雰囲気ただよう城咲。実は彼、大手メーカーの御曹司社長で、真の姿は黒塗りの高級車を颯爽と乗りこなすクールなイケメンだったのだ。 しかもこのイケメン社長、「あなたと結婚したい」と会って1日でプロポーズまで! かくして奏音は、イケメン社長・城咲との華々しい結婚生活を迎える…と思いきや、そうトントン拍子で進まないのが本作の見どころであり、30代女性のリアルな心境を描いたポイントでもある。
■「私もう夢を見れる年齢ではないんです」 というのも奏音は、恋に夢を見て猪突猛進するタイプではないのだ。「私はもう夢を見られる年齢ではない」と恋愛に対して現実的な考えを持っているし、城咲の猛アタックを前にしても浮かれることなく、「結婚したとしても浮気される」と冷静に受け止めている。 そんな奏音の反応に「もったいない!」と思う反面、もし自分が同じ年齢・立場だったら「確かに怪しいかも」と慎重になるだろう。もっと若い女性が現れたら、今はただ目新しく感じているだけ…考えれば考えるほど、どれだけ城咲がいい男性だとしても、「YES」とは気軽に答えられないかもしれない。婚活のシビアな一面、そしてアラサー女性のリアルな心情の揺れに思わず「うっ…」と重たい気持ちを感じると同時に、何としても奏音に「幸せになってほしい」と感情移入してしまう。 でも、そんな奏音(そして私たち)の心をふっと軽くさせてくれるのが、城咲の魅力であり、本作のもう一つの見どころだ。 ■イケメン社長、なぜ奏音を選んだ? 城咲は「プライベートを一生一緒に過ごす女性は自分で選びたい」と、自らの経歴&ビジュアルを隠して婚活パーティーに参加していた。 そんな彼の前に現れたのが奏音。彼女に好きになってもらうために庶民的なデートを提案したり、忙しい隙間をぬって会う時間を作ったり、魅力的な契約書を用意したりと、イケメンが紳士にアプローチする姿に思わずキュンとする。しかも、ちょっとズレているところがまたかわいらしく、女心をくすぐるのだ。 とはいえ、ここまで城咲が奏音に固執する理由も気になる。もしかしたら城咲には、まだ知らない秘密が隠されているのかもしれない。果たしてアラサー女子とイケメン社長との格差婚の行方は? 『その結婚、正気ですか?」は、4巻まで発売中だ。