「警報鳴ったのは洪水の後」豪雨死者200人のスペイン 当局の対応に市民の怒り爆発
スペインで起きた記録的豪雨による水害に、市民の怒りが爆発し、大規模なデモに発展しました。いまだ70人の行方が分からないなか、警官隊と市民が激しく衝突しています。 【画像】13万人の大規模デモ イスを投げ付ける住民、警棒を振り回す警官 スペイン
■マソン州首相の辞任を求める
警官隊に向かって、大量のイスを投げ付ける住民たち。今度は、警官隊が住民に詰め寄り、警棒を振り回します。 衝突が起きたのは、スペイン東部・バレンシア中心部の広場です。およそ13万人が集まる大規模なデモになりました。 バレンシア州では先月29日、記録的豪雨による洪水被害で200人以上が死亡し、いまだ70人以上が行方不明になっています。 州政府が警報を発令するのが遅すぎたことが被害を拡大させたとして、デモ隊は州首相のマソン氏の辞任を求めています。 「バルコニーに上がっている時に警報が鳴った」と書かれたプラカードを掲げる人も…。「洪水が起きた後に警報が鳴った」との訴えです。 デモ参加者 「政府は怠慢の責任を負わなければならない。疲れ果てましたが、答えを求めてここに来ました」 「我々は、首相らに辞めてもらい、新しい州政府に混乱の後始末をしてもらいたい」 (「グッド!モーニング」2024年11月11日放送分より)
テレビ朝日