ジョセフ・アブード、イレブンティ…秋にふさわしい快適な着心地の1着
まだ残暑は続くものの、秋を感じることも多くなった。季節にふさわしいイメージを演出したい。 【写真はこちら】文章だけでは分からない、記事に出てくるおすすめののセットアップやジャケットの写真はココからチェック!
■MATCHING CLOTH セットアップが仕事スタイルの基本
スーツに代表される上下に同じ生地を用いたセットアップが、ビジネススタイルのファーストチョイス。着こなしが多様化する昨今、インナーのバリエーションでシーンとのマッチングを図りたい。 PAUL STUART ポール・スチュアート 現代のビジネスパーソンに必要な機能性に特化した「スチュアーツ トラベラー」のセットアップ。ジャケットを保型する毛芯やパッドなどを省き、ウールがもつ本来の力とスペックを高めることでシルエットをキープ。伸縮性のあるジャージーを採用しながら、布帛(ふはく)のような見え方のため、正統派のビジネススタイルにも最適。 CARUSO カルーゾ ピンヘッド柄のセットアップはクラシックな顔つきで、ジャケットはシップスのリクエストで復刻を果たした「アイーダ」のワイドラペルモデル。構築的な印象とは異なり、柔らかく軽快な仕立てが快適。 JOSEPH ABBOUD ジョセフ・アブード ツイード調のオーバープリント加工を施したセットアップ。ストレッチ性に優れたジャージーを使用したコンフォタブルな着心地に加え、弱撥水加工の機能面も見逃せない。インナーにオーガニックコットンを使用したVネックカットソーを合わせれば、肩の力が抜けたビジカジスタイルに。
■JACKET 秋口に活躍するコンフォートジャケット
ノージャケットの季節もあと少し。秋スタイルの準備は、ジャケットを新調するところからスタートしたい。きちんとした見た目と快適な着心地を兼ね備えた1着を。 PAUL SMITH ポール・スミス パッチポケットを配したアンコン仕立てのジャケットは、イタリアのディ・プライ社製のチェック柄の生地を採用。落ち着いたブラウンカラーはオン・オフ問わずに活躍する汎用性の高さが魅力。パンツは防シワ、弱撥水、ナチュラルストレッチの機能性を兼ね備え、ウエスト後部がゴムのイージー仕様も特徴。インナーにバンドカラーシャツを選べば、適度にリラックス感のあるビジカジスタイルが完成。 MACKINTOSH LONDON マッキントッシュ ロンドン イタリアのボットーリ社製の生地を使用したジャケットは、コットンをベースに異なる糸を組み合わせたネップ感のある表情とアンコン仕立てによる軽やかな着心地が特徴。鹿の子編み素材のシャツや伸縮の高いジャージーのパンツを合わせ、ストレスフリーのスタイルを楽しみたい。 ELEVENTY イレブンティ コットン×ウールのコーデュロイジャケットはイタリアの職人によるハンドメイドで、オーセンティックなナポリ流ジャケットから発想を得た1つボタンの袖口が特徴。希少なシーアイランドコットンを使用したニットとテーパードシルエットのジョガーパンツ合わせれば、カジュアルながらも洗練された印象を与えられる。 [THE NIKKEI MAGAZINE 2024年9月15日号の記事を再構成]