井上尚弥 ボクシングへの追求心は「今が一番高い。どの選手からも狙われる立場が自分自身を奮い立たせてくれる」
ボクシングの4団体統一世界スーパーバンタム級王者・井上尚弥(31)=大橋=、WBO世界バンタム級王者・武居由樹(28)=大橋=らが28日、子供たちにプロボクシングの世界を体験してもらう「ドコモ未来フィールド 井上尚弥選手&大橋ボクシングジム企画」を横浜・大橋ジムなどで行った。 尚弥は質疑応答でモチベーション維持について聞かれ、「ボクシングを好きである以上、追求していきたい気持ちがすごく高くなる。20歳で世界チャンピオンになったが、今が一番高い。ボクシングの深さがより分かってきた。その中でキャリアあと数年と言うところで、より追求していきたい思いが30歳になってより増している。というところからモチベーションが高い」と、現在の心境を語った。 終了後の取材では、これに関して、そう考えるようになったきっかけを「今が一番やりがいがありますし、やりがいですかね、一番は」とし、「もちろんチャンピオンになった時もやりがいはありましたけど、今の地位でボクシングをやるというのが何より一番のやりがいというか、どの選手からも狙われる立場というのが、自分自身を奮い立たせてくれるし、モチベーションも維持できますし、そういった意味で今が一番集中しないといけない時だなと感じますね」と、最強王者の考え方を明かしていた。