SNSヤミ金疑いで16人逮捕、福岡県拠点の「トクリュウ」か…背後に暴力団関与の可能性
SNSを使って法外な金利で金を貸し付けたとして、福岡県警などが同県内に拠点を置くグループのメンバー16人を出資法違反(超高金利)容疑で一斉に逮捕したことが捜査関係者への取材でわかった。県警は、メンバーを入れ替えながら犯罪を繰り返す「匿名・流動型犯罪グループ(匿流)」による犯行の疑いがあるとみて調べている。 【図表】「トクリュウ」摘発の要、福岡県警の組織犯罪捜査課の構成
県警によると、逮捕されたのは福岡、佐賀両県の20~50歳代の男女。16人は共謀し、昨年9月~今年4月、北海道の40歳代男性ら2人に金を貸し付け、法定利息を大幅に超える利息を受け取った疑い。
捜査関係者によると、グループは福岡市内に四つの拠点を置いていた。県警は背後に暴力団が関与している可能性があるとみており、資金の流れについて実態解明を進める。