チームによっては主力級? 阪神の現役ドラフト注目選手(6)ファーム暮らし続き“正念場”
日本野球機構(NPB)は12月8日、2023年度の現役ドラフトを開催する。同制度は各球団が2人以上の対象選手を選出し、必ず1人以上指名する仕組み。移籍の活性化により、出場機会に恵まれない選手の新天地での活躍が期待される。今回は、現役ドラフトで特に注目したい阪神タイガースの選手を紹介する。
片山雄哉
投打:右投左打 身長/体重:177cm/82kg 生年月日:1994年6月18日 経歴:刈谷工 – 至学館短大 – BC・福井 ドラフト:2018年育成選手ドラフト1位 30歳を迎える片山雄哉も、現役ドラフトの候補として考えられる一人だ。 刈谷工業から至学館大学の短期大学部に進学。独立リーグの福井ミラクルエレファンツ入団後は打率3割を大きく超えただけでなく長打力も発揮し、阪神タイガースから育成1位指名を受けた。 入団直後から必死のアピールを続けると、プロ1年目の7月に早くも支配下契約を勝ち取った。 昨季は念願の1軍デビュー。しかし、2打席2三振と苦しみ、プロ初安打をうつことはできなかった。 今季はウエスタン・リーグで79試合に出場し、0本塁打ながら自身最高の打率.288を記録するなど奮起を見せたが、1軍昇格は叶わなかった。 阪神には梅野隆太郎と坂本誠志郎がレギュラー捕手として地位を確立しており、正捕手争いには食い込めていない状態だ。環境の変化により飛躍を遂げる可能性もあるだけに、現役ドラフトでの移籍も十分に考えられるだろう。
ベースボールチャンネル編集部