アスターネットワークの「ASTR」供給量5%が焼却へ、提案可決で
「ASTR」供給量5%が焼却へ
アスターネットワーク(Astar Network)のネイティブトークン「アスター(ASTR)」の供給量5%をバーン(焼却)する提案が可決した。同ネットワークの公式Xより7月3日発表されている。 アスターネットワークを運営するアスター財団(Astar Foundation)は6月4日、同提案を発表。提案されたバーン量は、提案発表時点の価格で約3800万ドル(約59億円)相当である3.5億ASTRだ。 提案によると、このバーンはアスターネットワークが基盤にしているポルカドット(Polkadot)が以前採用していた、多くのトークンのステーキングを要する仕組み「クラウドローン」を廃止することで可能になったという。 ポルカドットがこの「クラウドローン」を廃止し、「アジャイルコアタイム(Agile Coretime)」を導入することで「クラウドローン」の報酬として必要であったパラチェーン準備金が不必要になる。この準備金として割り当てられていたASTRをバーンするというのが今回可決された提案だ。 なお同提案によりトークンをバーンすると、トークンの供給量が減るためトークンの価格が上昇する可能性が高まるだけでなく、dAppステーキングによって得られる報酬も増加するというメリットがある(dAppステーキングは開発者に資金提供する仕組み)。
大津賀新也(幻冬舎 あたらしい経済)