4月の国内生産が3か月連続で前年下回る プリウスの生産停止などが響く トヨタ自動車
トヨタ自動車の今年4月の国内生産が3か月連続で前の年の同じ月を下回りました。 トヨタ自動車が30日に発表した4月の国内生産(トヨタ、レクサスブランド)は、前年同月比7.9%減少の25万1485台で3か月連続で前年実績を下回りました。 後部座席のドアを開けるハンドルのスイッチに不具合があり、リコールを届け出たプリウスの生産停止が響きました。また、ミニバンのノアとヴォクシーの生産を工程の確認作業のため1週間ほど停止したことも影響したということです。 海外生産は、前年同月比1.9%減少の50万4769台で前年実績を2か月連続で下回りました。中国で価格競争の激化など厳しい市場環境が影響したということです。 国内生産と海外生産をあわせた世界生産は、前年同月比4%減少の75万6254台で前年実績を3か月連続で下回りました。 トヨタは、愛知県豊田市の堤工場で4月4日から停止しているプリウスの生産を部品の交換の準備ができたため6月17日に再開する予定です。