「花腐し」が日プロ作品賞に輝く、主演賞は菊地凛子・光石研・松山ケンイチ
第33回日本映画プロフェッショナル大賞の受賞結果が発表され、「花腐し」がベストテン1位と作品賞に輝いた。 【画像】「658km、陽子の旅」で日プロ主演女優賞に輝いた菊地凛子 松浦寿輝の同名小説をもとにした本作では、ピンク映画業界で生きる映画監督・栩谷(くたに)と脚本家志望だった男・伊関の人生が、女優・祥子との奇縁によって交錯する様子が描かれる。栩谷役で綾野剛、伊関役で柄本佑、祥子役でさとうほなみが出演。なお、同作からは荒井晴彦が監督賞、さとうが新進女優賞に選ばれた。 主演女優賞は「658km、陽子の旅」の菊地凛子、主演男優賞は「逃げきれた夢」の光石研と「ロストケア」の松山ケンイチに決定。新人監督賞は「ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい」の金子由里奈に贈られる。すべての受賞結果は以下に掲載した。 1992年に創立された日本映画プロフェッショナル大賞は、プロデューサー、映画監督、脚本家、新聞記者、映画評論家、映画ジャーナリスト、ミニシアター支配人、映画宣伝担当者ら選考委員の投票と、実行委員会の独自の評価により決定される賞。授賞式は、7月6日に東京・テアトル新宿で開催される予定だ。 ■ 第33回日本映画プロフェッショナル大賞 受賞結果 □ ベストテン 1位「花腐し」 2位「福田村事件」 3位「ほかげ」 4位「愛にイナズマ」 5位「アンダーカレント」 6位「渇水」 7位「市子」 8位「PERFECT DAYS」 8位「正欲」 10位「リバー、流れないでよ」 □ 作品賞 「花腐し」 □ 主演女優賞 菊地凛子「658km、陽子の旅」 □ 主演男優賞 光石研「逃げきれた夢」 松山ケンイチ「ロストケア」 □ 監督賞 荒井晴彦「花腐し」 □ 新人監督賞 金子由里奈「ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい」 □ 新進女優賞 さとうほなみ「花腐し」 □ 特別賞 「福田村事件」製作チーム □ 特別功労賞 藤竜也(「高野豆腐店の春」および長年の功績に対して)