九州地区高校野球大会、沖縄尚学が6度目の優勝…打線や守備位置を柔軟に組み替え「臨機応変に戦える」
野球・九州地区高校大会最終日(4日・大分別大興産)――沖縄勢同士の決勝が行われ、沖縄尚学が6―2でエナジックスポーツを破り、2022年秋以来6度目の優勝を果たした。沖縄尚学は20日開幕の明治神宮大会に出場する。 【図】決勝のイニングスコア
沖縄尚学が勝ち越したのは五回。一死満塁で3番比嘉がスライダーを捉えて右中間への2点二塁打とし、「狙い通りの場所に打てた」と喜んだ。沖縄県大会は下位の打順だった右打者は、九州地区大会で好調を維持して準決勝から3番を任されていた。
選手の調子や相手との相性を考慮し、打線や守備位置を柔軟に組み替えられるのが沖縄尚学の強みだ。比嘉監督は「普段の実戦練習から複数のポジションや打順を経験させているから、臨機応変に戦える」と語る。
2年ぶりの明治神宮大会に向け、比嘉は「打撃に自信を持てた。(全国の)レベルの高い投手と戦えるのが楽しみ」と意欲的だった。(古島弘章)