ユヴェントス、ナポリの伊代表FWラスパドーリ獲得を検討か…ファジョーリらが切り札に?
ユヴェントスが来年1月の移籍市場において、ナポリに所属するイタリア代表FWジャコモ・ラスパドーリの獲得に関心を示していると、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が19日、伝えている。 来年1月の補強期間が迫る中、ユヴェントスのフットボール・マネージングディレクターのクリスティアーノ・ジュントリ氏は、守備の補強の可能性に言及しているが、イタリア紙は、センターフォワードも補強の対象になると指摘。ドゥシャン・ヴラホヴィッチの控えであるアルカディウシュ・ミリクは、来年1月初めに復帰見込みであるものの、6月からプレーしていないことを踏まえて、「ユヴェントスは保証を必要としている」と説明した。 FWの補強は当初、来年6月を予定していたが、「ジャコモ・ラスパドーリが長らくユーヴェのレーダーに入っている」、「チャンスが訪れれば、時期を早める可能性がある」と伝えた。ラスパドーリは、ジュントリ氏がナポリ時代に獲得した選手であり、「彼を再び獲得することは悪くないはずで、(チアゴ)モッタも喜ぶだろう」と続けた。 イタリア代表FWの所属先ナポリも「長らく防戦していたが、ここ数日はより説得しやすくなっている」と同紙は分析。その理由として、ユーヴェは、アントニオ・コンテが好むだろうダニーロやニコロ・ファジョーリを交渉の切り札として、手元に持っているからであると説明した。 ダニーロ本人は、ユーヴェ残留を望んでいるが、もはやモッタの構想において中心ではない。一方、コンテはベテランで信頼できるブラジル人DFが守備の支柱として理想的なプロフィールであると考えており、「全てが起こり得る」と指摘されている。 同紙はまた、ナポリにとって役立つ特徴を持つファジョーリも取引に入る可能性があると主張。ユーヴェの中盤で序列最下位であることから、評価額2500万ユーロ(約41億円)に対して適切なオファーが舞い込めば、放出されると予想した。そのうえで「折り合いを見つけるのは簡単ではないが、メルカートにおいて不可能はない」と指摘。「特に2チームが補強を必要としているが、資金を投じられずに解決策を見つけるために必死になっている時は、ライバルとの選手のトレードも通り抜け可能な道となる」と分析した。