第97回アカデミー賞、ノミネート対象となる長編映画323本を発表 『ANORA』『ブルータリスト』など
映画芸術科学アカデミーが、第97回アカデミー賞のノミネート対象となる長編映画323本を発表した。 【写真】『ANORA アノーラ』場面写真 作品賞の対象となるのはそのうち、207本。作品賞のエントリーには、2024年より「多様性」を重視した新基準が適用されており、その基準を満たす必要がある。 207本の中には、今年のカンヌ国際映画祭でパルムドール、ロサンゼルス映画批評家協会賞&ボストン映画批評家協会賞で作品賞を受賞した注目株の『ANORA アノーラ』、5日に開催されたゴールデングローブ賞で作品賞、監督賞、主演男優賞を受賞した『ブルータリスト』、同賞で6部門にノミネートされた『教皇選挙』など、この一年で様々な映画祭や賞で話題になった作品が勢ぞろい。 『デッドプール&ウルヴァリン』『インサイド・ヘッド2』『怪盗グルーのミニオン超変身』『ビートルジュース ビートルジュース』『モアナと伝説の海2』といった、昨年興行的に大成功した作品も並ぶ。 作品賞の対象とならない116本には、アナ・ケンドリックの監督デビュー作『アイズ・オン・ユー』や『ミーン・ガールズ』のミュージカルリメイク版『Mean Girls(原題)』、批評家の評価が高いアンドレア・アーノルド監督作『Bird(原題)』などがある。 アカデミーの会員による投票は、今月8日から12日まで行われ、17日にノミネーションが発表される。最終的な結果は3月2日、ハリウッドのドルビー・シアターで開催される授賞式で明らかになる。
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