【日本テレビ盃】ウィリアムバローズが逃走V！2度目の重賞制覇
9月25日（水）の船橋11Rで行われた第71回日本テレビ盃（JpnⅡ、3歳以上オープン、別定、ダート・左1800メートル、13頭立て、1着賞金＝4000万円）は、坂井瑠星騎手の3番人気ウィリアムバローズ（牡6歳、栗東・上村洋行厩舎）が果敢に先手を奪うと、後続の追撃を最後までしのぎ切って勝利。2度目の重賞制覇を果たした。タイムは1分52秒8（良）。 単勝1.4倍の断然人気に支持されたウシュバテソーロは、中団からゴール前で急追したものの1馬身及ばず2着惜敗。さらに4馬身差の3着には好位追走のメイショウハリオ（4番人気）が入り、2番人気のデルマソトガケは2番手追走も伸び切れず5着に終わった。 日本テレビ盃を勝ったウィリアムバローズは、父ミッキーアイル、母ダイアナバローズ、母の父シンボリクリスエスという血統。北海道日高町・中原牧場の生産馬で、馬主は猪熊広次氏。通算成績は19戦8勝（うち地方2戦1勝）。重賞は今年の東海S（GⅡ）に次いで2勝目。上村洋行調教師、坂井瑠星騎手ともに日本テレビ盃初制覇となった。 ◆坂井瑠星騎手（1着 ウィリアムバローズ）「会心の逃げ切りでした。返し馬から行きっぷりが良く、この馬本来の凄く良い状態だと感じました。他に主張してくる馬がいなければ逃げたいと思っており、逃げた中でも“ロングスパートで”というのは上村先生と話をしていました。イメージ通りのレースでした。すごくリラックスして、気持ちよく走っていました。（ウシュバテソーロが）やっぱり来たかという感じでしたが、直線に向いた時の反応が良かったので、これならしのいでくれるかなと思って乗っていました。右回り、左回りで重賞を勝てましたし、まだまだこれから良くなってくれると思いますし、底を見せていない馬。GⅡを勝てたので、GⅠを勝てるように頑張りたいです」
