出水平野に「幸せの使者」降り立つ 兵庫から飛来、雌のコウノトリ 餌をついばみ羽休め
鹿児島県出水市文化町のツル博物館クレインパークいずみ近くの田んぼに31日、国の特別天然記念物のコウノトリ1羽が飛来した。 【写真】〈別カット〉田んぼで羽を休めるコウノトリ=31日、出水市文化町
午前8時ごろ、クレインパークの学芸員が見つけた。田んぼが広がる出水平野でしばらく餌をついばみ羽を休める姿が見られたが、同9時40分すぎ、西の方向に飛び立った。個体識別用につけた足環(あしわ)の情報から、2023年6月に兵庫県豊岡市で巣立った雌のコウノトリという。 クレインパークの堀昌伸館長(53)は「出水市では18年に目撃情報があり、それ以来ではないか。幸せを運ぶといわれる。見かけたらそっと見守ってほしい」と話した。
南日本新聞 | 鹿児島