昨年は6万人動員、兵庫・西宮で「日本酒と食」のイベント開催
西宮の旨酒を味わい、西宮の名物を食すイベント「西宮酒ぐらルネサンスと食フェア」が、福男選びでも有名な「西宮神社」(兵庫県西宮市)とその周辺エリアで、10月5・6日に開催される。 【写真】「日本盛 酒蔵通り煉瓦館」ではお得な販売も 阪神・淡路大震災からの復興祈願と、西宮への感謝、そして西宮の日本酒をアピールするため、1995年に「西宮酒ぐらルネサンス」としてスタートした同イベント。今回で28回目の開催となる。昨年2023年の開催時には、2日間で約6万人が来場した。 江戸時代より続く「灘五郷」のうち「西宮郷」と「今津郷」は、江戸への日本酒の積み出し港として栄え、以後200年間、各酒蔵が切磋琢磨し、美味しい酒を育ててきた日本有数の酒どころ。「日本盛」や「大関」「白鹿」「松竹梅」といったテレビCMなどでも知られる銘柄はじめ、多くの酒蔵が今も酒造りを続けている。 今回はそんな西宮市の酒蔵から「徳若」「大関」「日本盛」「白鷹」「灘一」「寳娘」「白鹿」「島美人」がブースを出展し、試飲や商品の販売などを行う。また飲食コーナーも昨年からエリアを広げて展開し、屋台とキッチンカーが多数出店。甲子園のご当地唐揚げなど地元グルメも楽しめる。 また、江戸時代その年に新しくできた新酒を樽廻船に載せ、江戸へ運び込む順位を競った「新酒番船レース」を現代に再現し、演奏に合わせて、一番乗りの称号の「惣一、惣一」の掛け声とともに、えびすさま、赤い法被を着た音楽隊が、西宮神社から中央商店街界隈を「新酒番舩祝行列」として練り歩くパレードも見どころのひとつだ。 なお、周辺のサテライト会場では、酒蔵見学、お買い得商品の販売や、兵庫県農産物の直売マーケット、音楽ライブなどがおこなわれ、同時に「西宮の逸品販売会」も開催。 担当者は「2025年、西宮市は市政100周年を迎えます。その前祝として、今回は乾杯用の記念桝を先着で300個販売し、購入者とオープニングセレモニーで一斉乾杯でお祝いします。セレモニー、一斉乾杯への参加希望者は、ぜひお早めに来場ください」と話す。 本イベントは10月5日は昼12時から夕方5時まで、6日は昼11時から夕方4時の開催。サテライト会場の開催日時など、イベントの詳細は公式サイトで確認を。