1日4千kcal超、白米1.5キロ 新庄監督母校の「食トレ」寮食
野球やバレーボールなど、強豪の運動部で知られる西日本短大付属高校(福岡県八女市)。選手たちの体づくりを支えているのは、学食が提供する1日4千キロカロリー超の「食トレ」だ。 【写真多数】1日4千キロカロリーをとるためのご飯の量とは お昼時、同校の学食に硬式野球部の生徒たちが集まってくる。豚のしょうが焼き、サケのチーズフライが載った皿をカウンターから取ると、ごはんのたっぷり入った保温釜の前へ。直径18センチほどの丼に、次々自らしゃもじでよそう。その数、実に4回――。これで1人前という。 野球部と女子バレー部の寮生は、朝昼晩の3食を学食でとる。毎日の練習をこなしたうえ、体を大きくしてもらうために、1日合計4千キロカロリー超のメニューが用意されている。野球部員の場合は、食事指導のトレーナーと相談して、目標体重や食べる白ごはんの量を決めているという。 野球部は今年の夏の全国高校野球選手権に出場し、北海道日本ハムの新庄剛志監督をはじめ多数のプロ野球選手が輩出している名門だ。部員らは「毎食おいしくて楽しみで、気持ちの面でも支えられてます」と、日々の食事を楽しみながら部活に励んでいる。(上田真美)
朝日新聞社