元プロレスラー タイガー・ジェット・シン 旭日双光章を受章 “インドの狂虎”として日本でも人気
政治や芸術、文化などの分野で功績を残した人に贈られる春の叙勲の受章者が発表され、元プロレスラーのタイガー・ジェット・シンさん(80)が旭日双光章に選ばれました。 シンさんは、ターバンを巻き、サーベルを手に暴れる姿から“インドの狂虎”の異名をとり、日本のプロレス界でヒールレスラーとして、アントニオ猪木さんやジャイアント馬場さんらと名勝負を繰り広げ、人気を博しました。 今回シンさんは、“スポーツを通じた日本・カナダ間の友好親善・相互理解の促進に寄与”したとして、旭日双光章を受章しました。 これまでもシンさんは、息子のタイガー・アリ・シンさんと運営するタイガー・ジェット・シン財団での、東日本大震災の被災地への支援活動が認められ、在外公館長表彰を受賞。さらに、日本プロレスの隆盛期を支え、長年にわたり日本スポーツ界の発展に貢献するとともに、日本とカナダにおける麻薬撲滅、青少年交流及び東北の被災地支援などを通じ、日本とカナダ の相互理解の促進並びに友好親善に尽力したとして、外務大臣表彰を受賞するなど、長年の慈善活動が認められてきました。 今回のシンさんの受章にSNSでは「受勲おめでとうございます。昭和プロレスファンには堪らんです」、「プロレスファンとして大変嬉しい」など喜ぶ声とともに、「昔、会場にプロレス見に行って追いかけられたのは良い思い出」、「サーベルの柄で小突かれ壁に弾かれた良き思い出」など懐かしむ声も多数見られました。 外国人プロレスラーとしてはこれまでに、ミル・マスカラスさんや、ザ・デストロイヤーさんらが旭日双光章に選ばれています。