クマに襲われ65歳男性が足などかまれ軽傷 日光市
とちぎテレビ
29日、日光市の山林で市内の65歳の男性がクマに襲われ足をかまれるなどのけがをしました。 29日午前7時30分ごろ、日光市五十里の山林で自身が仕掛けていたシカ用のわなの確認に訪れていた市内の猟友会のメンバーで65歳の無職の男性がクマに襲われました。 今市警察署によりますと、男性はクマに遭遇した際、わなにかかった獲物を仕留めるために持っていた猟銃をクマに向かって1発発砲しましたが、クマは逃げずに男性に襲いかかり左足や右手首を咬んだということです。男性がさらに2発発砲するとクマはひるみ左足から離れたため男性はその場を離れ、近くに停めた車を運転し自力で自宅に戻ったということです。 その後、男性は119番通報して、病院で治療を受け、けがはかまれた左足や右手首のほか額や右肩にもクマの爪によるものとみられる擦り傷が確認されましたが、命に別条はないということです。 男性の親族の話によりますと、男性はシカが出たことを聞いて1人で山林を訪れ見回りをしていたときにクマが目の前から現れて覆いかぶさったということです。クマは、大きさが不明の親子とみられる2頭で28日の雨で地面がぬかるみクマの近づく音が聞こえなかったと話していたということです。
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