麻倉未稀 がん啓発イベントで披露したヒット曲「ヒーロー」 告知以前を超える声量
歌手の麻倉未稀(64)が9日、大阪市内で行われたがん啓発イベント「ちゃやまちキャンサーフォーラム」に特別出演した。 クロージングには「納得した人生を送りたいですよね。自分らしい生き方を見つけて」とエールを送り、ヒット曲「ヒーロー」をド迫力の声量で熱唱。客席の中には涙を流し感激する人もいた。 麻倉は2017年4月、テレビ番組の企画で受診した人間ドッグでステージ2の乳がんが見つかり、左乳房全摘出と同時に乳房再建手術を受けた。その後、現在もホルモン治療などを続けている。 この日、終演後に取材に応じた麻倉はがんとの向き合いについて「副作用としてホットフラッシュとか関節痛はあるけれど、これは一生抱えていくものだと受け止めている」と告白。ただ、がん告知を受ける以前より声が出るようになったそうで「これをキャンサーギフトと呼ぶのかな?」と笑った。術後約20日でステージ復帰した当時、リハーサルで傷口が痛み、痛くない声の出し方を探ってきた結果だという。 さらに、8月に乳がんであることを公表したタレント・梅宮アンナ(52)について「すごく勇気のある方。今は若い世代にも乳がんが増えているので、アンナさんのような方が発信して頂けると皆さんの励みになると思います」とエールを送った。