柄本佑 大河ドラマの藤原道長役で感じたのは自分の若さ!?週7から2に減酒し挑んだ1年半の舞台裏
<初のフォトブックは「自分にとって何かのターニングポイントに」>
母のコートを着て撮影、巨匠との「幸せだった」フォトセッション――フォトブックについてお聞きします。およそ2年の制作期間のあいだに、憧れの写真家の森山大道さんと荒木経惟さんとのフォトセッションが行われました 。感想を教えてください。 本当に幸せだし、自分は本当に恵まれてるというか、運がいいなと思います。大道さんも荒木さんも、僕が学生の時からすごく好きで追いかけていた方々でもありますし、お2人のドキュメンタリーや本も読ませてもらっていました。まさかこんなふうに、大好きなお2人に撮っていただく機会をもらえるなんてという気持ちです。 ――フォトブックには、撮影時の詳細な様子が記されていて、まるでドキュメンタリーのように臨場感たっぷりに伝わってきます。どのような経緯で作成されたのでしょうか。 書籍にするのか、具体的な仕様などもまだ決まっていなかった時に、「大道さんとか荒木さんに撮ってもらいたいですね」なんて、無責任に言っていたら本当に実現していただいて。撮ってもらった後に、「これはしっかり良いものにしなければ」となったところがこのフォトブックの出発点でした。 ――撮影で印象的だったエピソードはありますか? 自分に縁と因果のある衣装や場所で撮ってもらいたいという思いがありました。荒木さんにはスタジオで、母(俳優の角替和枝さん)からもらったコートと、母に最後に買ってもらったジーパンを引っ張り出してきて、黒のTシャツにスニーカーで挑みました。大切にしているだけになかなか着る機会がなかったものを身に着けて、自分にとって何かのターニングポイントになるといいなと。 大道さんには、僕にとって青春期の思い出の場所である新宿で撮影していただきました。今はもうありませんが、まだ四方を映画館に囲まれていた頃の歌舞伎町の噴水のあたりによく入り浸っていました。 大道さんといえば新宿のスナップ写真のイメージがあるので、是非とも新宿という街で今の自分と過去の自分が出会うようなイメージで撮っていただきたかったんです。 「いつか着よう」と思っていたタキシードと、ジーパンとTシャツと下駄というスタイルの2ポーズを撮っていただきました。Tシャツは僕のデビュー作の映画『美しい夏キリシマ』(2003年)の映画会社の方からいただいたスタッフTシャツです。 <柄本佑 初の著書『柄本佑1st フォトブック「1(いち)」』> 撮影:森山大道、荒木経惟 発行:講談社 発売:完全受注生産/2025年2月末頃お届け予定 判型:A5変型(ボックスはA5大サイズ) 内容: ・ボックス入り(表紙:森山大道撮影) ・写真カード32枚(森山大道撮影16枚、荒木経惟撮影16枚) ・撮影&プライベート秘話「私的マガジン」62P 柄本佑のアートワーク(落書きイラスト)や自身が撮った私物写真も収録 ・柄本佑の直筆生サイン&シリアルナンバー入り フォトブック発売前イベントとして、柄本佑本人との2ショット撮影や、購入者の方のお名前書き&サイン入り写真のお渡しなども予定。
めざましmedia編集部