「おむすび」松本怜生が役作りを語る「言い方を間違えると、ナルシストっぽく聞こえちゃう」
NHK総合ほかにて、9月30日からスタートした連続テレビ小説「おむすび」。食と人情の街・福岡、神戸、大阪を舞台に、日本の朝に元気と笑顔を届ける“朝ドラ”第111作だ。平成時代のギャル・米田結(橋本環奈)が人々の健康を支える栄養士となり、現代人が抱える問題を、食の知識とコミュニケーション能力で解決しながら、目には見えない大切なものを次々と結んでいく“平成青春グラフィティ”。 今回は、書道部で結にとって憧れの先輩・風見亮介を演じる松本怜生が役柄への思いや作品の見どころを語った。
風見は書道の腕が全国トップレベルで優しくて余裕がある先輩だが、松本は「ちょっとカッコいいセリフが多い役柄なんです。言い方を間違えると、ナルシストっぽく聞こえちゃうかも…みたいな(笑)」と分析。「『風見だから、言っていても普通だよね!』と聞こえるように、うまいあんばいでセリフを発すること、表情や声も研究しました。少しキザに思えるセリフでも天然っぽく見えたり、『風見だから』と思ってもらえるように、いかに自然にこのセリフを言えるかを考え、プロデューサーさんにも相談しながら頑張りました」と撮影を振り返った。 なお、書道は小学生以来だったそうで、「本当にうまく書けなくて挫折しそうになりました。今回、書道指導の先生がついてくださって、日帰りで大阪まで練習に行っていましたが、それだけでは納得できるものが書けなくて、習字セットと半紙を400枚くらい買いました。先生にいろいろ聞いてメモをして、家に持ち帰って練習して…の繰り返しでした。全国トップレベルという設定なので、書道のシーンは一番力を入れていました」と苦労を明かした。
本日(10月9日)放送の横断幕に字を書くシーンについては、「実際に書道をしている方の中でも、なかなか経験したことがないんじゃないかと思うようなことをさせていただいたので、自分でもよくやったなと思います。練習で初めて書いた時は、後半で足が震えてしまい、家で何度も形や足の運び方をエアーで練習しました。本番当日は一発勝負だったので、とても新鮮でした」と振り返る。 続けて、「緊張はせず、『何とかなる!』と思ってやりました。いくら練習しようがうまく書ける時と書けない時があるので、緊張していられなかったという方が正しいです。当日はたくさん人がいましたが、白い布しか目に入りませんでした。本番当日に出来上がった横断幕が、一番うまく書けたんですよ。それができたのは先生がいろいろと教えてくださって、最後にいいコンディションで本番を迎えられたことが大きかったのかな」と満足げに語った。 最後に視聴者に向けて、「自分が好きなことに対して真っすぐに、正直に、大切に生きる。そんなギャルの姿が、朝から視聴者の方々に勇気や前向きな気持ちを与えるような作品だと思っているので、そういうところを感じてもらえたらうれしいです」と呼び掛けている。
【番組情報】
連続テレビ小説「おむすび」 NHK総合 月~土曜 午前8:00~8:15ほか ※土曜は1週間の振り返り NHK BS・NHK BSプレミアム4K 月~金曜 午前7:30~7:45ほか
NHK担当