巨人・重信慎之介は300万円減「こんなところでは終われない」 阿部監督から花束渡されたエピソードも披露
巨人・重信慎之介外野手(31)が26日、東京・大手町の球団事務所で契約更改交渉に臨み、300万円減の年俸3000万円でサインした(金額は推定)。 今季を振り返る中で披露したのは阿部慎之助監督とのエピソード。春季キャンプでのミーティングで、阿部監督が選手たちに「どんなに体がきつくても、シーズン中に波があっても、そういうときに練習やろうかという時、『迷ったら・・・』のあとに続く言葉は何だ。分かるやつはいるか」と問いかけた。そこで重信が手を挙げた。「迷ったらやれ、です!」。指揮官が2軍監督だった際、選手たちにしつこく語りかけていた言葉で、当時2軍で何度も耳にしていた重信は忘れていなかった。「何か言葉をかけられたわけではないけど、監督は『よく覚えていてくれたな』という表情だった気がしました」。その後のとある日、ジャイアンツ球場での練習中にナインの前で阿部監督から花束を手渡されたという。〝シンノスケ〟同士で心を通わせたほっこりエピソードだった。 今季は出場33試合と出番を減らしたが、シーズン終了後に今季取得したFA権を行使せず残留。「自分の中で、こんなところでは終われないという気持ちもあります。まだまだこんなもんじゃないと、ここ数年(球団から)言っていただいているというのが全て。それを結果に残したい」と10年目の来季へ意気込んだ。