大谷翔平、第3打席は中飛 凡退後はベンチにまたファウルボールが… 打席前にもヒヤリ
◆米大リーグ ドジャース―ダイヤモンドバックス(22日・米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム) 【写真】「誰?!」始球式で話題の長身金髪美女と2ショット ドジャース・大谷翔平投手(29)が22日(日本時間23日)、本拠地・Dバックス戦に「2番・DH」で先発出場。3点を追う5回無死一、二塁の第3打席は中飛だった。打った瞬間、高く上がった打球に大歓声が上がったが、飛距離350フィート(約107メートル)と伸びがなかった。 凡退後、ベンチに戻った大谷は続くフリーマンのライナー性のファウルがベンチに飛び込むと、しゃがみ込んで打球をよけ、プクッと頬を膨らませていた。その前にもヒヤリとするシーンがあった。第3打席に備え、ベンチ裏で準備していた大谷は5回表の敵軍の攻撃が始まり、ベンチに出てきた瞬間だった。Dバックスの先頭打者・スアレスのファウルボールがゴロで三塁ベンチに飛び込んできた。まさかボールが飛んでくるとは思っていなかったのか、大谷はビックリ。間一髪でよけられたようだが、この日はアクシデントに襲われている。 初回1死の第1打席では左前打を放ち、4試合連続安打。先発左腕・ヒューズの初球、83・6マイル(約134・5キロ)スライダーを捉えた。3回1死二塁の第2打席は2番手右腕・ネルソンから二ゴロに倒れていた。 前日21日(同22日)の同戦では4回先頭で左翼線二塁打を放つと、今季初の三盗を仕掛けた。今季12個目の盗塁成功。昨季ゴールドグラブ賞に輝いた捕手・モレノの悪送球も誘い、一人だけの力で生還した。スライディングした際に今季から採用され、選手から不評の“透ける”ユニホームの左膝部分が破れるほどの激走だった。 3点を追う6回1死三塁では右前適時打。メジャー最多の今季22度目のマルチ安打とすると、すかさず二盗を決めた。開幕から成功率100%。13本塁打、13盗塁となり、ともにシーズン換算「41」ペースに乗せていた(21日終了時点)。打率3割、30本塁打、30盗塁の「トリプル3」はもちろん、史上6人目の40本塁打、40盗塁「40―40」も視界に捉えている。 2年連続の本塁打王へ最大のライバルとなりそうなオズナ(ブレーブス)が20日(同21日)のパドレスとのダブルヘッダーで“2戦連発”の13、14号を放ち、大谷は本塁打王争いで逆転を許した。オズナはこの日の敵地・カブス戦で7回に15号3ラン。大谷も5試合ぶりの14号を放ち、オズナを追走したいところだ。
報知新聞社