昨夏優勝の上田西は松本国際と、春の県大会を制した東京都市大塩尻は須坂と初戦…高校野球長野大会
第106回全国高校野球選手権長野大会の組み合わせ抽選会が22日、県総合教育センター(長野県塩尻市)で開かれた。今大会には連合5チームを含む計73チーム(84校)が出場。開会式は7月6日に松本市のセキスイハイム松本スタジアムで行われ、27日の決勝戦まで各会場で熱戦が繰り広げられる。
昨夏の県大会を制した上田西のブロックでは、強豪校がひしめき合い、激戦が予想される。初戦(2回戦)で松本国際と戦う上田西の岩下俊輔主将(3年)は「練習試合をしたときに、しぶといチームだという印象を受けたが、連覇という目標に向けて全力で準備したい」と話した。昨夏は準優勝したものの、今回はシード権を逃した松商学園も同じブロックに入った。松商学園の羽生田流夷(るい)主将(同)は「先輩方から託された思いを胸に一戦一戦臨んでいきたい」と意気込んだ。
春の県大会を制した東京都市大塩尻は初戦(2回戦)で須坂と対戦する。東京都市大塩尻の伊藤雄大主将(3年)は「北信越大会などこれまでにたくさんの経験を積んできた。全員野球で優勝して甲子園の切符をつかみたい」と力強く語った。
選手宣誓は上田東の箱山心輝主将
この日は、開会式の選手宣誓の抽選も行われた。事前に希望した39チームの主将の中から選ばれた上田東の箱山心輝(しんき)主将(同)は「チームメートや監督、コーチ、保護者の方、大会関係者のみなさんに感謝し、野球ができる喜びを伝えたい」と力を込めた。
今年度は開会式当日に開幕試合が行われ、下伊那農と飯山が対戦する。開幕試合を狙っていたという下伊那農の熊谷嘉隆主将(同)は「注目が高まる試合で、自分たちの野球を見せたい」と喜び、飯山の伊東旺祐(おうすけ)主将(同)は「県大会に火をつけたい」と意欲を見せた。