打てる打てないの境界線はどこ? アベレージゴルファー向け「何番で打てるか?」ライ判断術
上級者は「フライヤーに注意」でも一般ゴルファーはダフリと引っ掛けに注意
絶好のゴルフシーズンを迎えているゴルフ場の芝では、セカンドショット地点の状況判断を間違えると大きなミスに繋がってしまいます。 【動画】ラフからの理想形! 桑木志帆が魅せた片足バンカーからの“圧巻”チップインイーグル! これが実際の映像です 冬場の薄芝であればダフリやトップに注意することが最優先でしたが、真夏に向けての季節では場所によって芝の密集度はバラバラです。今回はうまく打つ以前に、アベレージゴルファーが「何番まで打てるか?」を判断するためのライ判断術を紹介します。
基本的にボールとフェースの間に芝が挟まるラフでは、スピンが減り弾道の高さを出しにくくなります。 プロや上級者の多くは少々のラフならパワーと技術でナイスショットを打てるのですが、スピン量と高さが減り「フライヤー」と呼ばれる飛びすぎ現象が短い番手ほど起こりやすくなります。 しかしアベレージゴルファーの場合、芝が挟まることによってダフリに近い現象が起きてしまいます。アベレージゴルファーはラフの芝が多くなるほど、「ボールが上がらなく」「飛ばなく」なり「引っ掛け」やすくなるのです。
ボールの「ちょっと後ろ」にクラブを置くとミスが予想できる
プロや上級者にとっては「当たり前過ぎる」ライの判断術も、アベレージゴルファーの多くは知りません。ラフでの芝の密集度が、これから打つショットにどのくらい影響が出るのかは、ボールの「ちょっと後ろ」にクラブを置いてみるのが簡単に判断する方法になります。
(写真のように)フェースとボールの間の芝が「ほんの少し」なら、ロフトの立ったユーティリティーでもほとんど芝の抵抗を受けず打てるでしょう。 しかしナイスショットの確率が低いフェアウェイウッドまで打てるか? となると、きちんとミートできる腕前が必要になるので使わない方が無難です。 そもそも、これぐらいのラフでミスなく打てる人は既にアベレージではないので、今回のアドバイスの対象ゴルファーではありません。 また「グリーンに乗せられそうな距離」で使用するショートアイアンやウェッジでは、インパクトで芝が挟まることで早くフェースが返りやすくなります。 ボールを打つことは難しくないラフでも「ちょっと引っかかる」ことを予想をして、少し右方向を狙っておくマネジメントも必要です。