「僕に憧れる芸人はいない」ザ・マミィ酒井の理想は“負けすぎて愛された競走馬ハルウララ”
岡野 あとは、背が小さいっていうのも酒井のメリットなのかも。あまり言うとコンプラ的に良くないかもしれないけど、もし酒井が190cmあったらここまで許されてないし、愛されてない。もしかしたら嫌われてるかも。 ちゃんと見下ろせる相手だから応援できるというか(笑)。 酒井 小さいから懐には入りやすいのかもしれないですね。実は僕、学生時代までぜんぜん友達がいない人見知りだったんですよ。でも、芸人になって社会性が少しずつ身についた。 岡野 へぇ、そうなんだ。 酒井 自分から話しかければいい人が多いし、相談すれば意外とみんな親身になって聞いてくれる。学生のころは、人見知りで人生を損してましたね。 だから、いまは自分から一歩踏み出して「相手が好きだ」っていうのをアピールするようにしてます。やっぱり、愛されたいなら“愛さなくちゃ”。 岡野 気持ち悪いな。お前は抜粋される小見出しを意識しすぎなんだよ(笑)。 教訓:“好き”な気持ちは、しっかり態度で表そう 見た目の愛嬌は持って生まれたものだが、好意を持たれたら誰だってうれしいもの。酒井さんが言うように、愛されたいなら、まずは愛することからはじめよう。 待っているだけでなく、自ら話しかければ、意外と気の合う人が見つかったり、仲間の輪が広がったりするかもしれない。
【愛されポイント⑥】背中で勝て!どんな場所でもお洒落はすべし
編集部 酒井さんはファッションにも気を使われてますよね。 岡野 たしかに。格好いい服を着てSNSで格好つけてるけど、あれは何のためにやってんの(笑)? 酒井 もちろん、格好いいと思われたいからですよ(笑)! 意外と反応があって、「酒井さんの髪型にしました」ってコメントをもらったこともあります。でも、僕に似てるって言われて悲しんでる人がいるのも知ってます。 岡野 いるよね~。 酒井 そういえば、『ブレイキングダウン』で、僕の頭に似た不良が「おいおい、お前酒井か」「おいマミィ、マミィ」っていじられてましたね。 岡野 悪口の代名詞になってたよな(笑)。 酒井 言われた人はすごく凹んじゃって、全然言い返せなくて。「酒井」がすごく強い悪口になっちゃってるんですよ。でも、うれしかったですね。あぁ、僕の存在がここまで届いてるんだなって。