〔欧州株式〕軒並み上昇=英0.61%高、独1.16%高(3日)
【ロンドン時事】3日の欧州株式市場は軒並み上昇した。英FT100種平均株価指数(FTSE100)は前日終値比49.92ポイント(0.61%)高の8171.12で引けた。 ドイツ株式主要40銘柄指数(DAX)は1.16%高、フランスCAC40種指数は1.24%高、ストックス欧州600種指数は0.74%高だった。 英株は、金と銅価格の上昇が貴金属や金属鉱山関連株の押し上げに寄与。英総選挙で労働党が議席の過半数獲得が有力視されていることからも前向きな取引となり、株価は強含んだ。欧州株も、軟調な米雇用関連指標を背景に米利下げ観測が強まり、上伸した。 FTSEの構成銘柄では、航空大手インターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)が5.39%高と上昇率トップ。格安航空大手イージージェットが4.19%高、産金大手フレスニロが4.08%高と続いた。一方、小売り大手JDスポーツ・ファッションが3.61%安だったほか、プライベート・エクイティ会社3i(スリーアイ)グループが1.22%安だった。 DAXでは、防衛大手ラインメタルが4.82%高、医療機器のザルトリウスが4.10%高、エネルギー大手シーメンス・エナジーが3.51%高と上げを主導。半面、ミュンヘン再保険が1.35%安、商用車大手ダイムラー・トラックが1.25%安と売られた。