未来を変える女性起業家が団結! カルティエ ウーマンズ イニシアチブが中国・深圳で授賞式を開催。
社会課題に取り組む女性インパクト起業家を支援するカルティエ ウーマンズ イニシアチブ(CWI)のアワードセレモニーが、さる5月22日、中国・深圳で開かれた。世界をより良い方向に導いていく女性たちが集った感動的なソワレの様子をリポート。 持続可能なビジネスをとおし、社会や環境によい影響を与える女性インパクト起業家。彼女たちに光を当て、ビジネスの成長とリーダーシップ構築に必要な経済的、社会的、人的なサポートを提供しようと2006年に始まったのが「カルティエ ウーマンズ イニシアチブ(CWI)」だ。 CWIのアワードを受賞した起業家(フェロー)はこれまで700人以上。同じ年に受賞したフェロー同士はもちろん、先輩起業家である過去のフェローとの繋がりも生まれ、世界で活躍する女性社会起業家が集う国際的なコミュニティとして発展している。 本年のテーマは、「Forces for Good(世界をよくする力)」。世界各地域から選ばれる9つの「リージョナル・アワード」、テクノロジーや先端科学で課題を解決する女性起業家を対象にした「サイエンス & テクノロジー パイオニア アワード」、社会的に不利な立場にあり、十分な支援が受けられていないコミュニティに対して、アクセスや成果、機会の格差を埋めようと活動する起業家を選出する「ダイバーシティ エクイティ & インクルージョン アワード」の計11のカテゴリーで、33人のフェローが選出された。 フェローたちは5月20日から中国・深圳に集結。授賞式を前に、ビジネススクールのINSEADによる特別セミナーやワークショップを受けたり、各国メディアに対して自分の事業を発表するラウンドテーブルを実施したりして、ビジネススキルやリーダーシップを磨くとともに、仲間同士の交流を深めた。
700人以上の女性インパクト起業家が集うCWIとは?
ラウンドテーブルでは、各国のメディアに向けてフェローたちがそれぞれの取り組みを発表。写真中でマイクを持つエジプトのシャヒラ・ユセフは、エビやカニなど甲殻類の廃棄部分を使った有機肥料を製造する「Chitosan Egypt」を創業。農薬や化学肥料を代替する有機製品が不足するエジプトの小規模農家の課題解決に取り組んでいる。