秘密機関を名乗る人物らに現金450万円騙し取られる 80代女性が特殊詐欺被害 広島・竹原市
竹原市に住む高齢女性が、女性名義の口座が悪用されているなどとするウソの電話をうのみにし、秘密機関を名乗る人物らに現金450万円をだまし取られる特殊詐欺事件が発生しました。 被害にあったのは竹原市に住む80代の無職の女性です。 警察によりますと、先月21日、「警察官」をかたる男から被害者の女性に電話があり、「犯人があなた名義の口座を開設していて、あなたも共犯になる。今あるお金を引き出して置いた方がいい」などと言われました。 その後、「検事」を名乗る男から「お金を調査する必要があるので秘密機関の者がお金を取りに行く」などと連絡があり、女性は、複数回に分けて下ろした現金450万円を紙袋に入れ指定された場所に置いたところ持ち去られたということです。 女性は一人暮らしで、近くに住む妹に相談して詐欺と気づきました。 県警は、「今後も、今回と同じような犯行が発生する恐れもある」としたうえで、「警察官が口座から現金を引き出すように指示することはない。電話で現金の話が出たら詐欺を疑ってほしい」と注意を呼び掛けています。
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