水原一平被告、判決後に日本へ強制送還の可能性も「米国での刑期を全うしてからだろう」と連邦検事
米大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手(29)の元通訳で、大谷の銀行口座から約1700万ドル(約26億3000万円)を盗んだとする銀行詐欺と虚偽の納税申告書を政府に提出した罪で起訴された水原一平被告(39)が4日(日本時間5日)、米カリフォルニア州サンタアナの連邦裁判所に出廷し、有罪を認めた。 検察側は水原被告の有罪答弁の約2時間後、ロサンゼルスの裁判所前で記者会見を行った。量刑は最大で33年だが、司法取引に応じているため軽減を申し入れる。M・エストラーダ連邦検事は「数か月前に皆さんにお伝えしたように、この事件は徹底的に調査され、徹底的に吟味され、我々は証拠に基づいて、水原氏が大規模な詐欺を行い、その詐欺はこの事件の被害者である大谷翔平に対して行われたという結論に達しました」と話した。「実際、私たちが告発を発表した後、この事件ではさらなる不正行為が発覚しました。水原氏は、歯の治療費さえ払わないほど大谷氏を被害者にしていたことがわかったのです。彼は大谷氏から金を盗み、自分の歯科治療費を支払っていました。詐欺は深く、広範囲に及んでいました」と捜査結果を振り返った。 判決後は日本に強制送還され日本で収監される可能性もあるが「強制送還されるとしても、それは米国での刑期を全うしてからになるだろう」と見通しを語った。
報知新聞社