イラク代表FW離脱の真相は? サッカー日本代表戦直前に突然…。指揮官と「個別に話をした」【アジアカップ2023】
サッカー日本代表は現地時間19日、AFCアジアカップカタール2023グループステージ第2節でイラク代表と対戦する。この一戦を前に、イラク代表FWダニーロ・アル・サイードがチームを離脱したと、17日にアラブメディア『WINWIN』など複数メディアが報じていた。 18日に行われた前日会見では、イラク代表を率いるヘスス・カサス監督にこのことへの質問が飛んだ。指揮官は「ダニーロに問題はない」としたうえで、ダニーロが離脱に至った経緯を説明した。 「ダニーロに呼ばれて個別で話をした。ダニーロのメンタルは良くなく、個人的な問題を抱えていたので、帰りたいと私に言ってきたんだ。説得しようとしたけど、彼の考えは変わらなかった」 指揮官は最終的にダニーロの要求を受け入れ、チームからの離脱を了承したようだ。「ダニーロには良くなってほしい」と選手を慮ったうえで、「(中略)イラクの人々やイラクのメディアはこのことを大げさに取り上げるが、私には理解できない」と牽制。「これ以上は答えないよ」と言い、ダニーロに関する質問をシャットアウトした。 イラク代表は今大会初戦でインドネシア代表に2-0で勝利しているが、ダニーロはこの試合を欠場している。カサス監督が「アジアでベストチーム」と評する日本代表との一戦について、「我々は完璧な試合をする必要がある」と警戒感を強めた。 (取材・文:加藤健一【カタール】)
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