沖縄本島で一時停電、24市町村で8万6000戸 金武発電所が緊急停止、最大32分間
沖縄電力(浦添市、本永浩之社長)によると、19日午前7時36分、金武火力発電所1号機の緊急停止に伴い、電力システムを保護する系統安定化装置が自動動作し、本島各地で停電が発生した。停電が確認されたのは北は大宜味村から南は糸満市の24市町村で、8万6千戸。最長停電時間は同8時8分までの32分間だった。発電機が緊急停止した理由は不明で、現在調査中としている。 「停電」情報いち早く 沖縄電力がLINEで 発生時や復旧見込み、解消時も
沖縄電力によると、金武火力発電所には1、2号機があり、2号機は正常に動作している。1号機を原因とする停電が発生したため、沖縄電力は吉の浦発電所など他の発電所の出力増加や起動で供給力を確保して復旧した。金武火力発電所1号機は停止中。 沖縄電力は「必要な供給力を確保できていることから安定供給に支障はない。停電となったお客さまには大変ご不便をおかけしたことを深くおわび申し上げる」とコメントした。 県警交通規制課によると19日午前7時半ごろから同8時過ぎにかけ、本島内主要道路などで88件の信号機滅灯が確認された。同日中の信号機滅灯に関する110番通報は45件。 (島袋良太、西田悠)
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