売り切れ必至!阪急・秋の新作に「限定缶」、懐かしのデザインに注目
百貨店「阪急うめだ本店」(大阪市北区)の人気スイーツ店から、秋の新作が登場。なかでも、クッキーやお菓子缶の新作が発売されると、昼ごろには売り切れになることも。今秋は「阪急」ゆかりの復刻デザイン缶、大阪&鎌倉のコラボ缶といった期間限定のレアものが販売され、手土産やコレクションとして重宝しそうだ。 【写真】缶をよく見ると…阪急沿線の名所が! ■ 包装紙デザインを再現、今だけの限定缶 素材の個性を引き出したクッキーが人気のパティスリー「カフェタナカ」(本社:愛知県名古屋市)は、同百貨店でのオープン2周年を記念し、限定缶をリニューアル。関西らしさを盛り込んだ新缶「ビジュー・ド・ビスキュイ プティ ジョーヌ トロワ」(3348円)のクッキーには、丹波黒豆や京番茶、兵庫県産はちみつを使用。阪急の紙袋のデザインにちなみ、スミレを模したアイシングクッキー入りなのもポイント。 さらに、11月1日からは「阪急オリジナルデザイン復刻版」として特別なクッキー缶「レガル・ド・チヒロ」(5400円)が期間限定で登場。阪急沿線の名所・建物が散りばめられたポップなデザインが愛らしく、フロランタンなどの人気菓子と関西の素材を使った新作クッキー入りの贅沢な内容に。 担当者は「昭和期に阪急の包装紙などで使われ、2008年の『阪急阪神百貨店誕生祭』で復刻版として生まれた歴史あるデザインを再現でき、まさに阪急らしい特別缶」と話す。 ■ 今年は大阪&鎌倉、2種の限定缶 1年前に好評だった東西の人気店によるコラボ缶が再登場。大阪の老舗「あみだ池大黒」の同百貨店限定・洋風おこしブランド「& OKOSHI」と、焼き菓子「クルミッ子」が人気の菓子店「鎌倉紅谷」がタッグを組んだオリジナルおこしが、9月25日から新たな2種のデザイン缶・数量限定で販売される。 今年は食べやすいひと口サイズになり、フレーバーは2種。「クルミッ子キャラメル」は香ばしいくるみとほろ苦いキャラメルソースの風味がマッチし、「クルミッ子キャラメル ジンジャー」は「岩おこし」風の生姜が香る大人な味わい。いずれも洋風おこしならではの程よいザクザク感が魅力だ。 2種のデザイン缶には、「鎌倉紅谷」キャラクター・リスくんの鎌倉から大阪への旅風景が描かれ、地下1階「鎌倉紅谷 阪急うめだ本店」では「紅(鎌倉紅谷バージョン)」、「& OKOSHI 阪急うめだ本店」では「紺(& OKOSHIバージョン)」を販売。いずれも20個(2種のフレーバー入り)・2268円。 「鎌倉紅谷」の創業70周年を記念した百貨店限定ミニ缶(5~10月の毎月7日から販売・整理券制)は、開店前から阪急デザイン目当てに多くの客が訪れる好評ぶり。百貨店担当者は「人気店の新作や限定品は連日昼ごろには売り切れてしまうことが多く、今回も早々に売り切れてしまう可能性も」と太鼓判を押す。 取材・文・写真/塩屋薫