ディナモ・ザグレブ、“スロバキア王者”撃破でCL連勝達成! 先発の荻原拓也は相手の決定機阻止などで貢献
チャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ第4節が5日に行われ、スロヴァン・ブラチスラヴァ(スロバキア)とディナモ・ザグレブ(クロアチア)が対戦した。 バイエルンとの初戦を2-9で落とし、続くモナコとの第2節を引き分けたディナモ・ザグレブ。前節ザルツブルクに勝利したことで今大会初白星を挙げた同クラブが、連勝を目指してスロバキアの“絶対王者”と激突する。浦和レッズからレンタル加入中のDF荻原拓也は、公式戦2試合連続となる先発出場。左サイドバックとしてメンバーに名を連ねた。 試合は、立ち上がりから両チームが得点を奪い合う激しい展開に。ホームのスロヴァン・ブラチスラヴァは5分、自陣ボックス手前でボールを奪いカウンター。前がかりになったディナモ・ザグレブを裏返すように素早く攻め立て、ティグラン・バルセグヤンからラストパスを受けたニノ・マルチェッリがシュートを放つ。一度はカバーに入った相手選手から防がれるが、ダヴィド・ストレレツが詰めて先制に成功した。 一方のディナモ・ザグレブも、10分に相手を敵陣に押し込みながらポゼッション。左から右に揺さぶりつつ、ライン際で待つダリオ・シュピキッチへとパスが渡る。巧みなタッチでマーカーを剥がすと、そのままスピードに乗ってカットイン。守備ブロックの間を抜けるように加速しながらボックス内に侵入し、独力でネットを揺らして同点弾を挙げた。 そんななか、30分にディナモ・ザグレブが逆転弾をマーク。ハーフライン付近でボールを奪取し、マルティン・バトゥリナがターンからドリブルで運んで左サイドに展開する。マルコ・ピアツァがボールを受けたタイミングで、荻原が相手を引きつけるように内側のスペースをスプリント。ピアツァが右足に持ち替えてクロスを送ると、ニアに飛び込んできたペタル・スチッチがヘディングで合わせてゴールを奪った。 さらに、後半開始早々の51分には荻原が守備でチームを救う。スロヴァン・ブラチスラヴァが右サイドでコーナーキックを獲得すると、飛び出してきたGKが弾いたボールをマルチェッリがシュート。シーメン・ヴォートが頭で軌道を変えたことでボールは無人のゴールに向かったものの、荻原が頭で掻き出しピンチを凌いだ。 勢いに乗るアウェイチームは、54分に鮮やかなカウンターからサンドロ・クレノビッチが追加点を奪取。72分にも、クレノビッチが狙いすましたミドルシュートを流し込んでリードは3点差に。その後、75分には荻原が交代。結局、試合は4-1でディナモ・ザグレブが勝利を収めた。次節、スロヴァン・ブラチスラヴァは26日にホームでミラン(イタリア)と対戦。ディナモ・ザグレブは27日にホームでドルトムント(ドイツ)と対戦する。 【スコア】 スロヴァン・ブラチスラヴァ 1-4 ディナモ・ザグレブ 【得点者】 1-0 5分 ダヴィド・ストレレツ(スロヴァン・ブラチスラヴァ) 1-1 10分 ダリオ・シュピキッチ(ディナモ・ザグレブ) 1-2 30分 ペタル・スチッチ(ディナモ・ザグレブ) 1-3 54分 サンドロ・クレノビッチ(ディナモ・ザグレブ) 1-4 72分 サンドロ・クレノビッチ(ディナモ・ザグレブ)
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